1ヶ月ほど前から、記事に書こうかどうしようか迷っていたが、とりあえずの報告ということで書いてみた。
上の写真は9月の下旬。たくさんの白い花がしぼんでいるように見える。
上の写真は10月の上旬。もう花は無くなってしまった。
キカラスウリ(黄烏瓜)/ウリ科/カラスウリ属
つる性の多年草 在来種 花期は7〜9月
さて、盛大に延びるつる性の雑草を見つけた。わくわくする出来事なのだが、いかんせん植物まで距離がある。手前にはフェンスがあるし、花が咲いているのは数メートルも上である。しかも大きな建物の北側で日当たりが悪く、写真も暗くなってしまう。最初、ブドウの仲間かと思ったが、白い花がポツポツと咲いているのでブドウは関係ない。ブドウは小さな花がたくさん咲く。葉の感じからしてカラスウリだと思うのだが。
一番近くにある枝。花が散る前に来ることができれば正体がはっきりしたのに。駐車場の奥で咲いていたので、まったく気づかなかった。
上の写真がカラスウリ。別の場所で撮影。花の周囲にある糸のような部分はもっと広がって、花の直径が2倍ほどになる。この花は夜間にしか咲かない。そして明るくなると萎んでしまう。上の写真が撮れたのは天気が曇りで薄暗かったからである。
上の2枚は「キカラスウリ」。葉の光沢やシワが多い。
実の色が「カラスウリ」は濃い朱色、「キカラスウリ」は黄色なので、実がつけば判断できる。ところが、この両者とも「雌雄異株」なので、雄株なら実がつかない。また、雌株だとしても雄の花粉が必要で、受粉しなければ実はできないのである。さてどうなるかな。
写真:zassouneko