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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

ナデシコ科の見分け方/ハコベ、ミミナグサ、ノミノツズリ、ツメクサ

まず①の「オランダミミナグサ」と「ミミナグサ」との違いですが、これは萼(がく)の大きさが違います。

次に②の「ハコベ」との違いは花の切れ込み具合です。「ハコベ」は深く切れ込んでいます。ナデシコ科の花びらは5枚ですが、ハコベは切れ込みが深すぎて10枚に見えるものもあります。また「ミミナグサ」の葉は、上から下まで①のように直接くっ付いているような葉ですが、「ハコベ」は下にいくほど葉柄(葉と茎を結ぶ部分)が長くなっており、少し丸めです。また「オランダミミナグサ」の茎はほとんどが緑色ですが「ハコベ」は赤紫色になります。

③の「ノミノツヅリ」と④の「ツメクサ」との違いは花の切れ込みです。③と④には切れ込みがありません。ついでに③と④の違いは葉です。「ツメクサ」は名前のとおりに葉の形がツメ(爪/人ではなく動物や鳥の爪です)のようになっています。また「ノミノツヅリ」と「ツメクサ」は、「オランダミミナグサ」に比べて全体が小さめで茎も細く華奢な感じがします。と言っても比べる対象がないと難しいですよね。

あと「オランダミミナグサ」の場合、全身に細かい毛が生えていることを覚えておいてください。まず花の先端の切れ込みを確認することが解明への第一歩です。もっとも花自体がとても小さいので虫眼鏡が必要かもしれません。簡単な方法としては写真を撮って、それを拡大して観察することです。なお、この資料は独断で作成したものですので必ず専門書等を参考にされることをおすすめします。

訂正&追加(2016.4.11):冒頭の表を変更しました。

イラスト:zassouneko
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