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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

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イオノプシディウム/ナズナの仲間たち/その2

イオノプシディウム/アブラナ科/イオノプシディウム属
ポルトガル原産の園芸種 花期は3〜6月 学名:Ionopsidium acaule 英名:diamond flower

最初にお断りしておきますが「ナズナの仲間(〜ナズナ属)」かどうかは定かではありません。あ、ここでいう「仲間」とは学術的な意味はなく、和名をつけるとしたら「〜ナズナになるだろう」ぐらいのことです。「イオノプシディウム」という名前では他の植物との関係がさっぱり分かりませんよね。話を戻します。この花は「アブラナ科」ですが、それに続く「イオノプシディウム属」に和訳がないのです。「〜ナズナ」に含めてもいいものか判断出来ません。ですから見た目で判断してカテゴリーやタグを設定しました。適当です。

小さな公園の片隅に咲いていた。白い花弁に薄っすらと紫のぼかしが入っている。去年(2016年)も見かけたのだが名前が分からなかった。あまりにも小さくて姿が認識しづらいのである。撮影した写真も半ばボケてしまっていたので、そうなると老眼の身には細部の観察が難しいのである。今年になって再び公園を訪れてみると花が咲いていた。相変わらず小さいなあ。それに本数が少ないので誰かが種を蒔いたというわけでもなさそうだ。去年にできた種が発芽したのだろう。今度はしっかりと撮影せねば。

大きさはこのぐらい。

学名は「イオノプシディウム・アカウレ」と読むようなので、それがそのまま名前になっている。何のことやらまったく理解できないし、明日になれば絶対に忘れている名前だな。学名の「Ionopsidium acaule」の「acaule」は「背の低い」という意味らしい。もう一方の「 Ionopsidium 」が分からない。「Io(イオ)」がギリシャ神話に出てくるのだが、この花との関係は不明である。また別名を「バイオレットクロス(安易な名前だな)」とか「ヒメムラサキハナナ(姫紫花菜)」と呼ぶそうだ。とりあえず「紫の十字架」の方は無視することにした。

さて、「ヒメムラサキハナナ」ということは、「ヒメ」が付いていない「ムラサキハナナ」がいるのである。こちらは江戸時代に中国から渡来して、すでに帰化しているという。この花は若菜を食用にし、別名は「ショカツサイ」という。これは諸葛孔明が広めたという話が伝わっているからだ。では、次に「ムラサキ」と付かない「ハナナ」とはなんだろうか。ざっと検索すると、「花菜」とは花になる部分を食べる野菜のこととある。「ブロッコリー」や「カリフラワー」が代表だが、その他にも「ミョウガ」や「菜の花」などがある。「菜の花」も「ムラサキハナナ」も同じ「アブラナ科」であるから、「ムラサキハナナ」の名を受け継ぐこの植物も食べられそうな気もする(花芽を食べるのではなく若菜を食うわけだが)。その辺の情報が見つからないのでハッキリとはしないのだが、もし食べるとしたら大量に栽培しないといけなくなるのは確かである。
全体的に柔らかそうな印象。実際に柔らかいのである。全草を食べられそうな気がするが。

情報が乏しく、よく分からない植物である。花期も6〜11月と書いてあったりする。寒さには弱いそうである。来年も咲くのかな。

お詫び:新たな情報を得次第、追記・訂正してしていきます。悪しからず。

写真:zassouneko
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