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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

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ヒメオドリコソウに似た謎の雑草/2019.5.5

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オドリコソウ属には「Lamium maculatum」を基本として作られた園芸種がいくつかあるようだ。「ホワイトナンシー」「ピンクシャブリ」「ピンクパール」などなど。見た目は「ヒメオドリコソウ」の花を少し大きくして色を変えたものである。

※コメントでこの花は「トウバナ」だと教えていただきました。ありがとうございます。(2019.5.8)

さて、この写真の植物も一見「ヒメオドリコソウ」に見えるが、なにか違和感がある。「ヒメオドリコソウ」の葉はもっと密集しているはずだ。一番違うのは花だ。花がとても小さい。また、「ヒメオドリコソウ」の花は葉の脇から茎を取り囲むように一周しており、花の数も4〜6本ほどだ。この花のように上部に花が密集しているのはミント類の特徴である(ミントもシソ科)。ただ、ミントにしては葉の色が薄い。大半のミントは濃い緑色をしている。この場所が日陰だからかな?

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ヒメオドリコソウ(上の写真)

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茎を触ってみると角が確認できるので断面は四角だろう。これはシソ科の特徴の一つである。柵のすぐ向こうは2階建のアパートの壁があり、日はほとんど当たらない。左上に捨てられたスニーカーが見える。他の植物も密生している。園芸種をここに植えたとは思えないが。

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この花を見つけたのは5月3日だが、その前日の2日にも市政資料館で似たような花を撮影している。この時は「くたびれて元気のないヒメオドリコソウだな」ぐらいにしか思わなかったが、別の場所で同じようなものが見つかるとなると話は別だ。この姿が正しいのである。

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市政資料館で見つけたもの。

私の力不足もあるが、結局正体は分からなかった。こういった正体不明の植物が年に数本見つかる。外来の園芸種だったら海外のサイトで見つかることもあるが、それが純粋(?)な雑草の場合だと探すのに骨が折れる。で、今回のように途中で放り出すことになる。


※この記事を書いてすぐに「ばん」さんからコメントをいただき、この花は「トウバナ」だと判明いたしました。「ばん」さん、ありがとうございました。


写真:zassouneko

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