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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

今年も春がやってきた/2018.3.5

今年の冬は一段と寒かった。そのせいだろうか、夫婦して体調をくずしてしまった。夏の暑さにまいってしまうのは分かるのだが、寒さが原因でもそうなるとは。
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「アオイスミレ」が開花しはじめた。2間ほど前には、すでに2〜3輪咲いていたのだが、今日通りかかってみるとこの状態である。去年(2017年)もこうだったなあ。このスミレはスミレ科の中でも格段に早く開花する。この特徴のお陰で見分けがつくから有難い。スミレ科は種を見分けるのが難しいのである。右下の白い花は「ミチタネツケバナ(外来種)」。

公園の片隅で「オオイヌノフグリ(下の写真)」が咲いていた。水色というか薄紫というか、表現しにくい色だが、淡い色彩が春を感じさせる。この花がもっと大きかったら園芸種になっていただろうに。全体に「ネモフィラ(ムラサキ科)」を思わせる雰囲気がある(ネモフィラは5弁だが)。そのせいだろうか、この両者には「瑠璃唐草(るりからくさ)」という別名がある。
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「オオイヌノフグリ」はとても小さな花だが、これをもっと小さくしたのが「フラサバソウ(下の写真)」である。それを、さらに小さくしたのが「タチイヌノフグリ」である。指との対比で大きさがお分かりだろう。この3種ともオオバコ科/クワガタソウ属の外来種である。
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上の写真は「フラサバソウ」、下は「タチイヌノフグリ」
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「タチイヌノフグリ」の花は小さい。2〜3ミリほどしかない。見えるかな。

道路の植込みに白い花を見つけた。「ハコベ」に似ているが、葉に毛が生えているので「オランダミミナグサ(外来種)」だろう。夏の「オランダミミナグサ」は30センチ以上にもなるが、春先のものは小さい。どちらも「ナデシコ科」である。
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上の写真は「オランダミミナグサ」、下は「ハコベ(ミドリハコベ)」
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こちらは「ホトケノザ」と「ナズナ」(下の写真)。まだ寒さが残っているからだろうか、どこか弱々しい。
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3月は冬より春のイメージがあるが、朝晩はまだ冷え込む。春だという実感がなかなか持てないが、花が咲いているのを見ると「やっぱり春なんだ」と妙に納得したりする。雑草に季節を教えてもらっているのである

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