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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

雑草散歩/久屋大通公園/その1/2017.9.2

久屋大通公園の北端に、名古屋高速環状線の北側部分が東西に走っている。高速下の分離帯に見える紫色の草はツユクサの仲間「ムラサキゴテン(外来種)」だ。この雑草はあちこちで見かける。写真の向こう側は名古屋城の外堀である。ちなみに「久屋大通公園」が正式名称のようだが、私は長い間「久屋公園」だと思っていた。

9月に入ると、いきなり秋らしさを感じるようになった。早朝などは肌寒さを感じるほどである。ちょうど台風15号が日本列島の南岸をなぞるように移動しているので、そこに向かって西の冷たい空気が入り込んできているようだ。いつもなら9月は残暑が厳しいという印象があったのだが、どうだっけな。年中、ぼうっとしているので1年前の9月の気温など、まるで記憶にないのである。

爽やかな陽気に誘われて、久しぶりに久屋公園に出かけることにした。名古屋の中心部を南北に貫くこの公園の北端は名古屋城の外堀が始点になる。そこから南に下ったテレビ塔までの区間(500mほど)の雑草を見に行く。
冒頭の写真を撮った場所から20mほど下がった所に、姉妹都市のシドニーから送られた昔の船の錨(いかり)のレプリカがあった。説明を読むと、イギリスからオーストラリアに渡った移民船のようである。なので、名古屋とは直接の関係がないモニュメントである。

上の場所から南を向いて撮ったもの。

少し南へ歩くと次のエリアになる。写真の中央部の右上の色が変である。ゴーストとかフレアというやつかな。
このエリアの南に姉妹都市のメキシコから送られた「アステカの暦」のレプリカがある。これも名古屋に関係があるわけではないが。そういえばどこかに中国の南京市から送られた門柱みたいなものがあったが写真は撮っていない。
次のエリア。このエリアを越えると鷲の像がある。そこの地面にアメリカの映画俳優の手形とサインがいくつか埋まっている。そろそろ面倒くさくなってきたので、写真を撮ったり解説も読む気も起きない。おそらくロスアンゼルスと姉妹都市なのだろう(適当)。

鷲の像の後ろには水場が広がる。何の意味があるのか不明。

この公園は東西南北を道路で囲まれている。道路から半ば隔離されたようになっており外縁には道がない。なので散策できるのは中央部分だけである。樹木が植わっている場所は定期的に整備されているようで雑草は少ない。ひょろひょろしたイネ科らしき雑草とオオバコが弱々しく地面にへばりついているのが目につく。樹木が生い茂っているので陽射しは弱く、地面の大半は土がむき出しである。それにしても雑草の数が少ない。流行りの言葉で言うと「多様性に乏しい」のである。まあ、もともと公園とはそういう側面を持っているのだが。

今回は名古屋の観光案内になってしまった。「雑草散歩/久屋大通公園/その2」で雑草を少し紹介する予定です。

写真:zassouneko
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