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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

アサガオ/その2(2017)/外来種が大きな顔をしている

ノアサガオ(野朝顔)/ヒルガオ科/サツマイモ属
熱帯アメリカ原産 渡来時期は不詳 宿根草

タイトルがうまいこと「ダブルミーニング」になった。ちょっとうれしい。

さて、「アサガオ/文化としての朝顔/その1」で問題にしたのは「ノアサガオ(野朝顔)」である。街を歩いていて「あ、朝顔を咲いているな」と思って近づくと、ほとんどは「ノアサガオ」である。

この花はいろいろな名前で呼ばれている。「ノアサガオ、シュッコン(宿根)アサガオ、リュウキュウ(琉球)アサガオ、イリオモテ(西表)アサガオ、オーシャンブルー、ケープタウン・ブルー」など。別名がたくさんあるのは「ノアサガオ」を品種改良し、それを別の名(商品名)で発表しているからである。

熱帯アメリカ原産だが、沖縄や西表島などに自生していたようである。もしくは本土に先駆けて渡来したのだろう。

見分け方は簡単だ。とにかく全てがデカイ。花は手の平(指を除く)ほど、葉は指も含めた手の平の大きさである。葉の形はマルバ(丸葉、いわゆるハート型)であったり、3つに分かれたりする。
花の横に蕾がいくつも付く。これは他の外来種の「アサガオ」にも見られるが、日本の「朝顔」にはない特徴である。次々に花を咲かせるので人気があるが、日本古来の「朝顔」のイメージではない。

写真:zassouneko
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