上の写真:「ケチョウセンアサガオ(毛朝鮮朝顔)」/ナス科/チョウセンアサガオ属
アメリカ大陸原産の帰化種 現在は世界中に帰化している。 1年草 花期は春から秋(私の体感です) 毒草
最初に。「朝鮮朝顔」の「朝鮮」は地名でははなく、「渡来してきた」「外国の」ぐらいの意味である。また「朝顔」と名乗っているが「アサガオ」は「ヒルガオ科」なので関係はない。中には「アメリカチョウセンアサガオ(亜米利加朝鮮朝顔)」というのもいるが、正確なのは「アメリカ(原産地)」だけである。混乱を呼ぶ名前だなあ。
上の写真:「ケチョウセンアサガオ」の蕾。この蕾を「オクラ」と間違えて食べてしまい中毒を起こすことが多いという。こんなに太くて大きな「オクラ」はないだろうと思うのだが。
「ケチョウセンアサガオ」は毎年どこかで見かけるので繁殖力は旺盛なようだ。この花は見分けがつきやすいので助かる。花は大きくて白い。それよりも分かりやすいのは葉っぱを触ってみることだろう。この植物の葉はうっとりするほど手触りがいいのである。雑草の中では一番ではないだろうか。名前に「毛」がついているのもうなずける。
上の写真:「ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔)」/ナス科/チョウセンアサガオ属
熱帯アメリカ原産の帰化種 1年草 花期は夏から秋 もちろん毒草
名前が変だがやり過ごそう。今年(2017年)はまだ見つけてはいない。花は薄い紫色(藤色)。葉は深い切れ込みが入り三角に尖る。
上の写真:「ヨウシュチョウセンアサガオ」の実と種の様子
余談だが「ケチョウセンアサガオ」も「ヨウシュチョウセンアサガオ」も開花している姿を見たことがない。いつ咲くのだろうか。また、花びらの端についている「角」のような部分が気になる。花びらの一部が「角状」にぴょこんと突き出ているが何か意味があるのだろうか。ほとんどの「チョウセンアサガオ」はそうなっているのだ。なんでだろう?
写真:zassouneko