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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

チョウセンアサガオの仲間/東区で見つけた朝鮮朝顔たち

上の写真:「ケチョウセンアサガオ(毛朝鮮朝顔)」/ナス科/チョウセンアサガオ属
アメリカ大陸原産の帰化種 現在は世界中に帰化している。 1年草 花期は春から秋(私の体感です) 毒草

最初に。「朝鮮朝顔」の「朝鮮」は地名でははなく、「渡来してきた」「外国の」ぐらいの意味である。また「朝顔」と名乗っているが「アサガオ」は「ヒルガオ科」なので関係はない。中には「アメリカチョウセンアサガオ(亜米利加朝鮮朝顔)」というのもいるが、正確なのは「アメリカ(原産地)」だけである。混乱を呼ぶ名前だなあ。

上の写真:「ケチョウセンアサガオ」の蕾。この蕾を「オクラ」と間違えて食べてしまい中毒を起こすことが多いという。こんなに太くて大きな「オクラ」はないだろうと思うのだが。

「ケチョウセンアサガオ」は毎年どこかで見かけるので繁殖力は旺盛なようだ。この花は見分けがつきやすいので助かる。花は大きくて白い。それよりも分かりやすいのは葉っぱを触ってみることだろう。この植物の葉はうっとりするほど手触りがいいのである。雑草の中では一番ではないだろうか。名前に「毛」がついているのもうなずける。


上の写真:「ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔)」/ナス科/チョウセンアサガオ属
熱帯アメリカ原産の帰化種 1年草 花期は夏から秋 もちろん毒草

名前が変だがやり過ごそう。今年(2017年)はまだ見つけてはいない。花は薄い紫色(藤色)。葉は深い切れ込みが入り三角に尖る。

上の写真:「ヨウシュチョウセンアサガオ」の実と種の様子

余談だが「ケチョウセンアサガオ」も「ヨウシュチョウセンアサガオ」も開花している姿を見たことがない。いつ咲くのだろうか。また、花びらの端についている「角」のような部分が気になる。花びらの一部が「角状」にぴょこんと突き出ているが何か意味があるのだろうか。ほとんどの「チョウセンアサガオ」はそうなっているのだ。なんでだろう?

写真:zassouneko
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