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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

セイヨウカラシナ/その4/カラシナとアブラナ

セイヨウカラシナ(西洋芥子菜)/アブラナ科/アブラナ属
西アジア原産の帰化種 1年草 花期は3〜4月

「アブラナ科」は漢語(中国語)だと「十字花科」となる。花の形が「十字」だからだと思われるが、実際の形は「H」か「X」と言った方が分かりやすい(下右の写真)。また、「アブラナ(菜の花)」も「カラシナ(芥子菜)」も同じような形をした黄色の花がつくので、ぱっと見には区別がつきにくいが、葉のつき方を見れば区別ができる。下の左の写真のように葉が茎に食い込むようについているのが「アブラナ(菜の花)」である(赤の矢印参照)。


この「アブラナ科」は変異が起きやすいと言われている。「カラシナ」自体、「アブラナ」と「クロガラシ」の自然交配からできたものらしい。それが帰化して自然の中で繁殖しているような場合だと変異は進むのだろう。


見た目から「アブラナ科」である(上の2枚の写真)。写真を見ていただければお分かりだろうが草丈はかなり高い。人の背丈を越えている。葉が茎にめり込んでいないので「カラシナ」のような気がする。

写真:zassouneko
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