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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

ヌカキビ/ホウキヌカキビとの違い

ヌカキビ(糠黍)/イネ科/キビ属
在来種 1年草 花期は7〜10月 草丈は30〜120㎝

名前が合っているかは分からない。よく似た「オオクサキビ(外来種 戦後に侵入 花期は9〜10月)」というのもある。撮影したのが8月前後なので、とりあえず「ヌカキビ」にした。他のイネ科の植物の可能性もある。


まずは名前の説明。「ホウキヌカキビ(2016.7.20記事)」にも書いたがもう一度書く。この「ヌカ(糠)」は米ぬかという意味もあるが、接頭語的に用いると「ごく細かいこと、はかないこと、虚しいこと」の意味になる(例:「糠雨」「ぬか喜び」)。だから「ヌカキビ」は「細かい(小さな)キビ」というような意味だろう。

では、もともとの「キビ」の写真を(海外の無料画像サイトより)。
明らかに粒の大きさも数も違う。さすが食用である。

さて、「ヌカキビ」と「ホウキヌカキビ」を比べてみよう。
これが「ヌカキビ」。1本の枝に実が複数ついている。まだ若い穂である。実の色が濃いし、丸くはなっていない。
これが「ホウキヌカキビ」。一つの枝には実は一つしかついていない。実の色は薄い緑色である。

丸く広がる「ヌカキビ」。直径は2m近くになる。葉が倒れているのはなぜなんだろう。そういうものなのかなあ。

追加&訂正(2016.9.21):文章を一部追加。
写真:zassouneko
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