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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

アキノノゲシ/その3/立派に咲きました

アキノノゲシ(秋の野芥子)/キク科/アキノノゲシ属
在来種 1〜越年草 花期は8〜11月 草丈は大きいものは2メートルにもなる

9月に入って10日ほど経ちました。日中はまだ暑いのですが真夏ほどではありませんし、朝晩はめっきり涼しくなりました。台風が通り過ぎる度に秋が近づいているようです。そろそろ秋の雑草たちの出番です。


少し前に「アキノノゲシ/その1、その2(2016.7.23記事)」でも紹介しましたが、ちゃんとした(?)「アキノノゲシ」の写真が撮れたので記事を書きました。以前のものはひょろひょろとしていましたが、今回のは茎も太く葉も立派です。前のものが貧相だったのは環境が良くなかったのと、少しフライング気味で開花してしまったせいかもしれません。(下の写真)

7月に見つけた「アキノノゲシ」。今回のものと比べると弱々しい。

今回見つけたもの。葉が羽状に鋭く切れ込んでいます(上の写真)。同じ品種に葉の切れ込みがなく細長い柳の葉のような形を持つものがおり、それを「ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子)」と呼びます。この「ホソバアキノノゲシ」の栽培種を「リュウゼツサイ(竜舌菜)」といい、 別名を「ニワトリグサ」「ニワトリナ」と言うそうです。 その名の通り、鶏の餌にするために農家などが植えたということです。 

「アキノノゲシ」「ホソバアキノノゲシ」は在来種で、両者を別種として区別しない場合もあるそうです。また「リュウゼツサイ」は昭和の初期に台湾から輸入されたということです。おそらく現地で「アキノノゲシ(またはホソバアキノノゲシ)」を改良したのでしょうね。

写真:zassouneko
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