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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

コバンソウの一生

コバンソウ(小判草)/イネ科/コバンソウ属 
ヨーロッパ原産 明治の初め頃に観賞用として渡来。1年草 10〜60cm(1m以上)。別名はオオユレグサ、タワラムギ。

今回は写真を中心に、「コバンソウ」の一生を紹介します。写真の下に説明があります。
4月前後には芽を出します。イネ科は似たような姿をしており、判別しづらいのですが、「コバンソウ」の分かりやすさは群を抜いています。写真に写っている植物のほとんどは「コバンソウ」です。

若い「コバンソウ」。まだ実の部分も小さくて緑色です。

少し経つと体全体が大きくなり、それに伴って実の上の方が紫に色づいてきます。

やがて、緑色の体も茶色を帯びてきます。

そして5月の上旬には枯れ始めます。

オムライスを作る時に使う型が重なったような(比喩が難しい!)姿ですが、中は空です(種はあると思いますが、よく見えません)。何のためにこんな姿をしているのか不思議です。写真は構造をわかりやすくするために実を3つに分けたもの。一番右の羽を広げたように見えるものがいくつも積み重なっています。

入れ替わるように「ヒメコバンソウ」が芽を出します。右後ろに「コバンソウ」が見えます。

写真:zassouneko
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