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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

地を這う雑草たち/見分け方/その1

「地を這う」と言うよりは地面にへばりついているように見える雑草の紹介です。まずは「チドメグサ/ウコギ科(2015.9.27)」と「アオイゴケ/ヒルガオ科(2015.10.17)です。
「チドメグサ」は地面に沿って伸びる茎から生えてきますが、「アオイゴケ」は地下茎から生えます。また「チドメグサ」の葉の周りはデコボコしていますが、「アオイゴケ」は滑らかです。葉の大きさも「アオイゴケ」の方が倍近く大きくなります。両者とも密集して繁茂しています。ところが「アオイゴケ」は地域によっては絶滅危惧種となっているということです。この写真を撮ったのは近くの公園ですから、園芸用(グラウンドカバー)として輸入された「カロリナアオイゴケ/アメリカ原産」かもしれません。日本産の在来種との区別が難しいらしく、素人ではお手上げです。
上:チドメグサ、下:アオイゴケ
下に「チドメグサ」の仲間を2つ紹介します。「ヒメチドメ」は「チドメグサ」に比べて葉の切れ込みが大きいのが特徴です。「ウチワゼニクサ」はアメリカ原産の帰化種で水気のある場所を好みます。その下の「ツボクサ(セリ科)」も葉の形は似ていますが、ずっと大きくて、茎(葉柄)も長くなり、1ヶ所から何本(10本以上)も生えます。
下の写真は番外編です。まず葉の形が似ている「マメヅタ/シダ類」です。「マメヅタ」は表面に光沢があり、また「つる性」ですから壁や樹木を這い上がります。「カタバミ/カタバミ科(写真はアカカタバミ」の葉はハートを3つ並べた形です。ついでに「シロツメクサ/マメ科」も紹介しておきます。蛇足ですが「四つ葉のクローバー(シロツメクサ)」は比較的見つけやすく、「四つ葉のカタバミ」は滅多にお目にかかれないそうです。
上:カタバミ、下:シロツメクサ
追記&訂正:クローバーの定義を間違えていましたので訂正します。(2015.11.24)
写真&イラスト:zassouneko
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