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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

ツメクサかウマゴヤシか/完全にギブアップです

えー、最初にお詫び申し上げる。私にはまったく区別できません。パッと見の印象で言うと、花の直径は1cmもなく葉っぱも小さいのだが、形はいわゆるクローバーの基本形である3枚で1組の構造だ。とにかく全体的に小さい。いくつかの資料に当たってみたところ、種子の状態になれば比較的区別が容易になりそうなのだが、そこまでは気にも留めていなかった。とりあえず候補を挙げておく。

花期はいずれも5〜7月頃である。
①コメツブツメクサ(米粒詰草)/マメ科/シャジクソウ属←今の所、私の中ではこれが第一候補
ヨーロッパ・西アジア原産。1935年荒川河岸で確認された。すでに大正時代には流入していたという。
②コメツブウマゴヤシ(米粒馬肥)/マメ科/ウマゴヤシ属←これは2番手
ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来。
③クスダマツメクサ(薬玉詰草)/マメ科/シャジクソウ属←3番手
ヨーロッパ原産で1940年代に日本でも確認された。花の形がビールで使用されるホップの形に似ているという。20年以上前に岩手県の遠野へ旅行のついでに立ち寄ったことがある。遠野ではホップを栽培しており、背の高いネット(5m近くあったような気がする)にツル状の植物が繁茂しており、それがホップということだった。「遠野物語」で有名な「カッパ淵」の近所だったことを記憶している。ただホップの花(実)がどうだったかは、はっきりとは覚えていない。遠野ビールは飲んだけどね。まあイメージで言うと細めの松ボックリを想像してもらえればいいかな。

今回はまるっきりお手上げです。まあ「シロツメクサ」や「カタバミ」のようなクローバーの仲間である。もう少し追加情報を集めたいと思いますが、まずはご報告まで。
よく思うのだけれど、種が違うのになんでこんなに似てくるのか。不思議だ。先に挙げた3つは簡単に調べた結果なので、ひょっとしたらもっとあるのかもしれない。自然はすごいね。
写真:zassouneko(写真は2014年のものです)
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