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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

ホトケノザとヒメオドリコソウの見分け方

●ホトケノザ(仏の座)/シソ科/オドリコソウ属
在来種 越年草 花期は3〜6月 10〜30cm 別名サンガイソウ
●ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)/シソ科/オドリコソウ属
ヨーロッパ原産の帰化植物 越年草 花期は4〜5月

花期は「ホトケノザ」が1ヶ月ほど早く、3月中旬ともなれば花は咲いています。それに比べて「ヒメオドリコソウ」は、まだ葉だけの状態のものがほとんどです。
「ヒメオドリコソウ」の葉は丸みのある三角形で、2枚が向かい合った格好で上から下まで位置を直角に交差しながら成長します。そして下に行くほど葉は大きくなります。一方「ホトケノザ」の葉は楕円形で、やはり向かい合っていますが連続しておらず、かなり間が空いています。この2つの植物の茎の断面はいずれも四角形であるというところが共通した特徴です。

両者とも越年草(種や球根の状態で冬を越すのではなく、生育した状態で年を越す)ですが、この辺りでは「ホトケノザ」を見かけることの方が多い気がします。クリスマスの時期でも正月になっても雪が降っても枯れることはありません。なかなか丈夫な草です。
上の2枚の写真は「ホトケノザ」です。葉と葉の間が空いています。
上の2枚の写真は「ヒメオドリコソウ」です。花の色が「ホトケノザ」に比べて淡いような気がします。葉の上部が少し赤紫に色づき始めています。
写真&イラスト:zassouneko
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