ケチョウセンアサガオ(毛朝鮮朝顔)ナス科/チョウセンアサガオ属
中央・南アメリカ原産の帰化種 1年草 花期は6〜9月 別名:アメリカチョウセンアサガオ
●大麻を摂取しても死ぬことは少ないが、こちらは死ぬ危険性がある(自殺、自傷を含む)。
●摂取したら早期に医療機関を受診し、事情を説明し胃洗浄などの治療を受ければ短期(1週間以内)の入院で済むだろう。
残念ながらこれは「ケチョウセンアサガオ」で「チョウセンアサガオ」ではないことをお断りしておく。とりあえず分かっていることを整理したい。
まずは「チョウセンアサガオ/2015.10.11投稿」から。18世紀の初頭に薬用として輸入。華岡青洲が麻酔薬として使用したことで有名。その後廃れる。南アジアやインド原産だとのこと。別名は「曼陀羅華(まんだらげ)」、「キチガイナスビ」。「ダチュラ」というのは学名の一部のようだ(学名:Datura metel)。「曼陀羅華」は仏教用語(?)で、仏様が説教をする時に天から降ってくるというから、天界に咲く花のことらしい。
これは余談だが、漫画本やフィギュアを売っている「まんだらけ」という有名なお店があるが、あそこの社長は「古川さん」じゃなかったっけ。そうなら、うんと昔に「ガロ」という青林堂(今ある会社と経営が同じかは知らない。昔からゴタゴタが多かった。)から出していた月刊誌に仏教漫画を描いていた人だよな。そうだとしたら、そこから店名をつけたんじゃないのかな。家にその漫画の載っている「ガロ」が数冊あるんだが。だいぶ横道にそれた、本題に戻ろう。
本稿の「ケチョウセンアサガオ」は「チョウセンアサガオ」より、ずっと後に入ってきたらしい。詳しい年代は不明。まあ江戸時代に新大陸(南北アメリカ)のものが入ってくることは、あまりなかったはずだからね。
「ヨウシュチョウセンアサガオ」は1870年頃にやって来たらしい。北アメリカ原産。変異しやすい性格で「シロバナチョウセンアサガオ」「ムラサキチョウセンアサガオ」などとも呼ばれる。似たような形の花を持つ「エンジェル(ス)・トランペット(商品名)」というのがあるが、こちらは同じナス科だが「ブログマンシア属」である。また「ノウゼンカズラ」の花を「トランペット・フラワー」と呼んだりするそうだが、「ノウゼンカズラ」はナス科ではない。どちらにしても今挙げた草は全て毒を持っている。