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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

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カラスウリとキカラスウリ/ひとりぼっちの夜/2019.6.4

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カラスウリ(烏瓜)/ウリ科/カラスウリ属(写真上)
キカラスウリ(黄烏瓜)/ウリ科/カラスウリ属(写真下)
つる性の多年草 在来種 花期は7〜9月

冒頭の写真だが、花の周りのレースのような部分が本来ならもっと大きく広がっているはずなのだ。じゃあ、それを撮影すればいいということになるが、この花、明るくなると萎んでしまうのだ。つまり暗い時だけ開花するのである。上の写真を撮ることができたのは、曇り空であまり日が差していなかったからである。では、夜に撮影すればいいではないかという意見もあるが、民家に向かってストロボを光らせるのは気がひける。それにわざわざ出かけて行っても咲いていないこともある。去年の夏にマツヨイグサを撮影しようと夜に出かけたのだが、咲いていなかった。蕾もたくさん付いていたし、開花し終わったものもあったので満を持して出向いたのに。成果もなしに夜道をトボトボと帰るのは気が滅入る。

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カラスウリの実(無料の画像サイトより)。キカラスウリはその名の通り黄色の実がつく。
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上の3枚の写真はカラスウリ。触ると柔らかい。

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こちらの3枚はキカラスウリ。葉に光沢があり、表面の凹凸がはっきりしている。カラスウリと比べると葉は硬い。

一つご注意を。この両者とも「虫媒花」で「雌雄異株」である。つまり雄株と雌株に分かれるのだ。かれこれ4年ほど観察を続けているが、実ができているのを見たことがない。両者とも雄株なら実がつかないのも納得できるが、もし雌株だったとしたら、配偶者と未だに巡り合っていないことになる。さてさて、雄株との間を取り持つキューピッドは現れるかな。キューピッドといっても虫なんだけどね。

写真:zassouneko
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