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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

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白いタンポポが増えている?/2019.3.4

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シロバナタンポポ(白花蒲公英)/キク科/タンポポ属 在来種 学名:Taraxacum albidum
学名のTaraxacumは「苦い草」、 albidumの方が見つからなかったが、albiが「白」なので「白い花」という意味だと思う。

上の写真は去年(2018年)の夏、国道沿いのコンビニの駐車場で撮ったもの。白いタンポポは幼い頃の記憶にも残っているが、ここ最近は見かけていない。久し振りの再会である。さっそく写真に収めた。数日後に再訪したところ、茎を残して花が無くなっていた。珍しい花なので誰かに摘み取られたのかもしれない。

種ができるまでは見守ってやりたかったので少し残念である。仲間を増やすことは出来なかったけれど、まだ根が残っている。来年も咲くといいな。

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別の場所で見つけた。↑は去年の11月20日ごろ、↓は今年2月の末に撮影
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草丈は10センチほど。小さい。(2月末撮影)

秋も深まった11月、最初の発見場所より東へ1キロ以上離れた道路沿いで発見した。今年2例目だ。すぐに冬がやって来るので枯れてしまうだろうが、咲いているのが確認できたので満足である。それから3ヶ月後の2月の末、同じ場所で新しい花をつけていた。定着したようだ(上の2枚の写真)。

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つい先日、用事があって出掛けた際に、また見つけた(上の写真)。今度は最初の場所(コンビニ)より北に1キロ以上離れている。3例目である。結構見つかるものだな。今まで見落としていたのかもしれない。

白いタンポポは「シロバナタンポポ」の他に以下の種類があるそうだ。
①「キビシロタンポポ(キバナシロタンポポ)/岡山県・広島県に分布」
②「オクウスギタンポポ(ナンブシロタンポポ)/東北地方に分布」
③「ケイリンシロタンポポ(コウライシロタンポポ)/朝鮮半島に分布/帰化種」
①と②は分布から見て外すとして、問題は③である。日本語の情報が見当たらず、あるのは英語かハングルだ。その上、掲載されている写真を見ても「シロバナタンポポ」との違いがさっぱり分からない。とりあえず、見つけた花は「シロバナタンポポ」としておく。「シロバナタンポポの花期は4〜5月」と書いてあるのが気になるが、そこはそれ、早咲きということにしておこう。

写真:zassouneko
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