コヌカグサ(小糠草)/イネ科/ヌカボ属
ヨーロッパ原産の帰化植物 多年草 花期は6〜8月 草丈は50〜100㎝ 別名は「レッドトップ」 学名は Agrostis gigantea Roth. Agrostis alba auct. non L.
一応「コヌカグサ」としたがまるで自信がない。見分けるポイントは、中央の茎からのびる枝(というかどうかは知らんが)が、一ヶ所から放射状に3〜6本出ているという点だ(冒頭の写真参照)。「カゼクサ」(写真なし)に似ているが「カゼクサ」の枝は茎から交互にはえる。全体としては「セイバンモロコシ」にも似ているが、「コヌカグサ」はそれほど背が高くないし実も赤くない。
↑「セイバンモロコシ」。高さが2m近くあるし、穂が赤い。
↑これも「セイバンモロコシ」。もう穂は赤い。
結局、消去法で「コヌカグサ」にした。いくつかのサイトの写真を見ても何か違う気がするし、学名で海外のサイトも回ったのだが、これはというのがない。その写真を見ても葉が細く少し短く見えるのだ。また「ハイコヌカグサ(「ハイ」は「這い」かな?)というのもあるが、ゴルフ場の芝として利用すると書いてあるので明らかに違うだろう。この雑草が芝の代わりになるわけがない。
「コヌカグサ」(と考えている植物)の葉。「セイバンモロコシ」の葉とそっくりである。幅広で中央の白いスジが目立つ。開花時期を間違えた「セイバンモロコシ」は緑の穂が出るのかな。しかも「コヌカグサ」の別名は「レッドトップ」だ。成熟すると穂が赤くなるのだろう。ますます見分けづらい。
というわけで「コヌカグサ(暫定)」である。あやふやで申し訳ない。私事だが、とりあえず記録をして区切りをつけておきたいのである。
追加&訂正(2016.9.21):文章を一部追加。
写真:zassouneko