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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

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名古屋市東区高岳の早咲きの桜/勝手に開花予想/2018.3.7

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2016.3.11撮影

オオカンザクラ(大寒桜)/バラ科/サクラ属 オオジマザクラとカンヒザクラの交配種といわれている
カンヒザクラ(寒緋桜)/バラ科/サクラ属 中国、台湾、ベトナム原産の帰化種

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2018.3.7撮影。冒頭の写真の場所は、ここから少し奥へ進んだ所になる。白っぽい花が数輪咲いてはいるが、ほとんどはまだ蕾の状態だ。

今週末(10〜11日)の花見は厳しそうだ。三分咲きぐらいにはなるかもしれないが。来週あたり(15〜18日)が満開じゃないかな。去年に比べて今年は開花が少し遅れている気がする。

地下鉄桜通線高岳駅から少し東に行くと、南北にのびる道がある。ここは名古屋市内で一番早く桜が開花する場所として有名だ。それもそのはずで早咲きの桜が道の両側に植わっているのである。少しピンクがかった「オオカンザクラ(大寒桜)」と濃いピンクの「カンヒザクラ(寒緋桜)」がそれである。
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上の写真は2018.3.6撮影
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2017年3月中旬撮影

3月7日現在、まだ蕾は硬そうだ。上の2枚は「双葉館」の庭に咲いているものだ。まだ樹が小さいので花を間近で見ることができる。

「カンヒザクラ」は「ヒカンザクラ」とも呼ばれるが、「ヒガンザクラ(彼岸桜)」と混同されるので「緋寒→寒緋」にしたそうな。意外と適当である。

今年の冬は寒かった。なので、開花時期も遅れるのではないかと思うのだが、そういうものではないようだ。サクラは春に花が散った後、いわゆる葉桜の状態で次の年に咲く新芽を成長させる。ところが、この新芽はしばらくしたら休眠状態に入ってしまうのだそうだ。まあ、そのまま成長したら寒い時期に花を咲かせることになってしまうからなあ。

で、この休眠状態の新芽は2月の寒さで眼が覚めて活動を開始するそうで、これを「休眠打破」という。寝ていて布団がはだけてしまい、寒さで目がさめるようなものか。ちょっと違うか。それはともかく、活動を始めた新芽は3月の暖かさで成長を続け、やがて開花する。最低気温を記録した日と、その後の平均気温が鍵になるようである。計算式まであるようだ。詳細は検索すれば分かるだろう。

2月が暖冬(はっきりとした休眠打破ができない)で、3月も温度が上がらない(成長が遅くなる)という場合は開花が遅れるようである。今年は厳冬だったから、休眠打破はしっかりとできているはずだ。あとは3月の気温ということになるが、今日(7日)になってずいぶんと気温が下がってしまった。桜は待機しているだけなので平気だろうが、こちらの体調の方が悪くなりそうである。

写真:zassouneko
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