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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

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ツユクサ図鑑/ただし名古屋市東区(西部)限定です

さて、「ツユクサ」の仲間もいくつか集まったので一覧にしてみた。まずは在来種の「ツユクサ(ツユクサ科/ツユクサ属)」である。
①「ツユクサ(ツユクサ科/ツユクサ属)」
いきなり上の写真が無料画像サイトからダウンロードした写真である。ちょうどいい写真が見つからなかったのだ。下が私の撮った写真だ。出来が良くない。

②「ムラサキゴテン(ツユクサ科/ムラサキツユクサ属)」メキシコ原産

③「トキワツユクサまたはノハカタカラクサ(ツユクサ科/ムラサキツユクサ属)」南北アメリカ原産

さて、申し訳ないが次の2つがよく分からない。
④「ムラサキツユクサ(ツユクサ科/ムラサキツユクサ属)」南北アメリカ原産
⑤「オオムラサキツユクサ(ツユクサ科/ムラサキツユクサ属)」南アメリカ原産
とりあえず写真を見ていただきたい。

④の「ムラサキツユクサ」かな

⑤の「オオムラサキツユクサ」でしょうか。

④より大きなものが⑤だと誰でもが考える。「そうだ」というサイトもあり、④の染色体数を2倍にしたのが⑤であり、そのため体全体が大きくなるのだという。だが「違う」というサイトもある。もともと⑤は明治初年に渡来した植物で草丈は「ムラサキツユクサ」よりずっと低く50cmほどしかなく、「萼(ガク)」に毛があるのが特徴だという。今では④も⑤も品種改良が進んでおり、染色体数が4倍のものもあるという。そうなると上の写真の植物は、その品種改良で生まれた可能性がある。つまり、ここで「オオムラサキツユクサ」の名前を出すのは誤りであるということだ。それは別の植物であって、上の写真の植物はいずれも「ムラサキツユクサ」または「オオムラサキツユクサ」の変種だろう。それならば、ちゃんとした名前を与えなければならないと思うのだが。とりあえず萼に毛が生えているかどうかを確認することが種を判別する手がかりになるようだ。

写真:zassouneko
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