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雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

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ヤエムグラ変身する/2018.5.13

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後ろに見える葉は「カキドオシ」である。
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4月の下旬に久屋大通り公園へ雑草観察に出かけた。その帰り道に見つけたのだが、正体がさっぱり分からなかった。どこから調べ始めたらいいのか見当もつかないのである。花が咲いている植物の写真はたくさんあるのだが、そうでない写真はとても少ないのだ。最近になって散歩の途中で同じような植物を見つけた。「ヤエムグラ」と一緒に生えている。あれ、ひょっとすると、あの植物も「ヤエムグラ」なんじゃねーのか。

そういえば、以前見かけた時に触った感じが「ヤエムグラ」がそっくりだったのを思い出した。ヒントを与えてもらったのに気がつかなかったのは、植物の見た目が変化していたからである。葉は全て落ち、実の部分だけが残っている。葉が無くなるだけでずいぶんと印象が違ってくる。それに加えて、つる性の植物のように地面に横たわっている。それまでは真っ直ぐ上にのびていたのに。

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ヤエムグラ(八重葎)/アカネ科/ヤエムグラ属
在来種 1〜多年草 花期は5〜6月 高さは60〜90センチにまで成長する。 成熟した種は、衣服などにくっつく、いわゆる「くっつき(ひっつき)虫」となる。

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「ヤエムグラ」は地味な雑草である。もともと雑草とは地味であるが、それに輪をかけて地味である。花もあるのかないのか分からないぐらい小さい。取り柄といえばくっつくことぐらいだ。だが、取り柄はもう一つあった。変身するのである。種をつけた姿と以前の姿がこれほど違うのも珍しいように思う。

写真:zassouneko
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