忍者ブログ

雑草探偵団

おっさんの雑草観察記です。花がどうとか生態がどうしたとかの科学的な興味はあまりありません。興味があるのは歴史や名前です。人との関わりや何でその名前になったのかに興味があります。その辺りを想像や仮定を交えながら書いています。個人の勝手な妄想のようなものですから、あまり信用してはいけません。また、このサイトはライブドアブログとミラーサイトになっています。何かあった時のバックアップです。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


シンジュボシマンネングサ/白い花のマンネングサ/2018.5.19

IMG_2170
マンネングサ(万年草)/ベンケイソウ科
帰化種(在来種) 多年草 花期はいろいろ

白い花をつけた「マンネングサ」を国道沿いの植え込みで見つけた。「マンネングサ」の花は通常は黄色である。形は以前見かけた「オカタイトゴメ」にそっくりだ。さっそく名前を調べてみた。

IMG_2171

ざっと検索してみたところ、白い花をつける「マンネングサ」は以下のものがあるようだ。
・シンジュボシマンネングサ(Sedum pallidum var. bithynicum)。別名「チチイロマンネングサ」。ヨーロッパ原産
・ウスユキマンネングサ(Sedum hispanicum)。サイトに載っている写真だと花が薄いピンク色をしているように見える。原産地は中央アジアから南欧。
・シロバナマンネングサ(Sedum album)。原産地は西アジア、南欧、北アフリカ。サイトの写真だと花びらのふちが尖っておらず丸くなっているように見える。

素人なので葉や花などの見た目で判断するしかないのであるが、あえて決めるとすれば「シンジュボシマンネングサ」かな。自信はないけど。あと「シロバナマンネングサ(Sedum album)」を「シロバナタイトゴメ」と呼ぶ場合があるようだが、「タイトゴメ」一族は「Sedum japonicum subsp. oryzifolium」なので、名称として正確ではないように思う。花が無ければそっくりなんだけどね。以下の写真は「オカタイトゴメ」との比較です。

IMG_2173
左:今回見つけたもの  右:オカタイトゴメ
IMG_2172
左:今回見つけたもの  右:オカタイトゴメ

「マンネングサ」の仲間は庭先や道路の植え込みなど、そこら中に生えている。しかも、よく似ているので区別がつきにくい。なので腰を据えてじっくりと観察して、いつかは見分けがつくようにしたいと思うのだが、「いつかは」などという言い訳めいたセリフを口にする時は結局、行動に移さないことが多いんだよなあ。「マンネングサ」に対する情熱が足りないのである。

「オカタイトゴメ」の方には葉が赤っぽいものが多く見られる。嘘か本当か知らんが「オカタイトゴメ」は日光に当たりすぎると葉が赤くなるという話がある。日焼けみたいなものか? 葉緑素を持った植物のくせに難儀なことである。

写真:zassouneko
PR